精密機器を運ぶ時のチェックポイント

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運送業者の違いを知る

一般の運送会社に依頼する

引越し業者や宅配業者などの、一般業者に依頼する場合のメリットは、なんといっても利用料が安く済むことでしょう。日常的に利用しているサービスのため比較検討も容易で、気軽に利用できるという点も魅力です。また、土日集荷も基本料金内で引き受けてくれるところがほとんどです。
一方のデメリットはというと、やはり専門業者に比べて破損のリスクは高いといえます。輸送トラックの路面と車体間の緩衝装置であるサスペンションはリーフ式と呼ばれる一般的なものであり、精密機器用の保険も機器の種別ごとに別料金でかけなければいけません。
基本コストは安くても、精密機器用にカスタマイズした場合、最終的には割高になってしまう場合があります。

専門の運送会社に依頼する

精密機器の運送を専門で請け負っている業者もあります。これら専門業者に依頼するメリットは、やはり精密機器の梱包や運送に独自のノウハウがあり、破損のリスクが最大限に抑えられることです。
専門業者の多くはエアサスペンションと呼ばれる空気バネが使われているトラックを所有しています。金属バネのリーフ式より格段に振動が抑えられるサスペンションで、振動に敏感な機械類の輸送に適しています。ドライバーも精密機器の取扱いに長けたプロのため、細かい要望にも応じてくれますし、中には設置や配線まで請け負ってくれる業者もあります。
一方のデメリットとしては、一般業者に比べて基本料金が高めの設定となっています。また、土日配送は別途休日料金をとられる場合があります。
絶対に失いたくない機器は専門業者へ依頼、買い替えのきく家電などは一般業者に依頼、と状況に応じて使い分けるのがおすすめです。


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